こんにちは!タンクローです!
「筋トレがうつに効くって言うけど、実際どうなの?」
これは、かつて僕自身が抱えていた疑問でもあります。なぜなら、身近にうつ病で苦しむ友人がいて、その回復を間近で見てきたからです
この記事では、筋トレとうつの関係について、私と友人の実体験をもとにお伝えします。
筋トレすればうつは治るの?という問いに関して、僕の考えは、筋トレだけでうつは「治らない」です。しかし、「回復のきっかけ」にはなり得る——そんな話を、あなたに届けたいと思います。
「朝起きれない」「大学に行けない」——うつと向き合っていた友人
私の友人は、大学時代にうつ病と診断されました。
日中なのにベッドから起き上がれず、講義にも出られず、生活リズムは完全に崩れていました。
もともと喫煙者で、ストレスを感じるたびにタバコを吸っていました。
小さなことですぐに落ち込んでしまい、「自分なんてダメだ」とよく口にしていたのを覚えています。
特別に大きなトラウマや事件があったわけではありません。でも、そういった「ちょっとしたこと」が積み重なって、彼は心のバランスを崩していったのだと思います。
筋トレを提案してみた|最初の一歩は“お試し感覚”
ある日、何気ない会話の中で「一緒にジムでも行ってみる?」と声をかけてみました。
当時の私は健康維持のために筋トレを始めていて、少しずつ習慣化していた頃です。
正直、最初は「どうせ続かないだろう」と思っていました。
彼自身も「やっても意味ないでしょ」と言いながらも、付き合いのような感覚で来てくれました。
ジムでの初日は、ほんの軽いウォーキングとマシントレーニングを少しだけ。
汗をかく感覚すら久しぶりだったようで、「思ってたより気分悪くないかも」と、ポツリと漏らしたのが印象に残っています。
筋トレとうつの関係|「治す」より「整える」もの
近年、筋トレとうつの関係については多くの研究がなされています。
中でも注目されているのが、運動によって分泌される神経伝達物質やホルモンの影響です。
- エンドルフィンやドーパミンなど、幸福感ややる気に関係する物質の分泌(ドーパミンデトックスで”脳”が変わる!さらに筋トレとの相性も抜群の理由でも詳しく解説しています)。
- 睡眠の質の向上
- ストレスホルモン(コルチゾール)の低下
- 自己効力感の向上(「自分にもできる」という感覚)
しかし、これらは「筋トレ=うつが治る」という直線的な関係を示しているわけではありません。
筋トレはうつの“原因”を直接解決するわけではなく、「うつになりにくい体と心の環境」を作ってくれるもの。
だからこそ、じわじわと効いてくるのです。
「筋トレによる間接的な変化」が友人を変えていった
友人はその後、週に1回、気が向いた時だけジムに来るというスタイルで続けていきました。
決してストイックではなかったですが、それでも次のような変化が起きていったのです。
● 生活リズムが少し整った
朝起きられなかった彼が、ジムの日だけは午前中に起きるようになりました。
その流れで、少しずつ他の日も起きる時間が早まり、昼夜逆転の生活が改善されていきました。
● 喫煙回数が減った
「せっかくジム行ったのにタバコ吸ったら意味ないかな」と言い出し、無理のない範囲で本数を減らすようになりました。
完全にやめたわけではありませんが、減煙という小さな成功体験が自信につながったようです。
禁煙のメリットは禁煙してよかった!タバコをやめた結果得られたメリット5選で紹介しています!ぜひ読んでみてください!
● 落ち込みの波が緩やかに
「ダメだ」とすぐに落ち込んでいた彼が、失敗や不安を“受け流す”ことが少しずつできるようになりました。
「今日ちょっと体動かしたし、それで良しにしよう」——そんな風に、自分を責める頻度が減ったのです。
● 食事への意識が芽生えた
筋トレをするようになると、自然と「何食べようかな」と考えるようになります。
彼も少しずつ野菜やたんぱく質を意識するようになり、インスタント中心の食生活からの脱却に向かっていきました。
「うつが治る」ではなく、「治す環境が整う」
ここで強調したいのは、筋トレがうつを直接的に治したわけではないということです。
彼は今も完治とまではいきませんが、少なくとも「もう大学にも行けない」「何もできない」と思い詰めていた時期からは、明らかに抜け出しています。
筋トレを通して、小さな成功体験を積み重ねたこと、
そして「自分はダメな人間じゃない」と思える瞬間が増えたこと。
それが、彼を少しずつ立ち直らせてくれたのだと、今では思います。
まとめ|「筋トレ」は治療ではない、でも回復の力になる
筋トレをするだけではうつは「治らない」が僕が思う答えです。
しかし、筋トレにはうつになりにくい心と体をつくる力があります。
- 少しでも外に出る習慣がつく
- 健康に気を使うようになる
- 自分に少しだけ自信が持てるようになる
それらは、どれも「うつと向き合うための土台」になります。
友人のように、治療の中心にはならなくても、回復のきっかけになったり、人生を前向きに変える一歩になったりする。
もしあなたがうつで悩んでいたり、周りに苦しんでいる人がいたらぜひ、最初の一歩を踏み出してみてください。
僕自身、うつではないですが、筋トレを始めてから、「自分は健康である」という意識がつき、はじめ前より人生に対して前向きに考えるようになりました!
スマホをいじっている時間、ベッドでゴロゴロしている時間をジムに行く時間に変えるだけで、少なからず人生は明るくなるはずです!
ではまた!
コメント